VB.Netのオブジェクト指向
VB.NetでVB6プログラマがコードを書いたら、ものすごく巨大なクラスが出来上がります。
そのクラスの中に各コントロールのイベント、データを処理するメソッド、変数など全てが詰め込まれています。
これをVB6風のソースコードと表現しても間違いではないでしょう。
(前回の記事の続きです。
VB.Netはオブジェクト指向言語ですが、オブジェクト指向の考え方を取り入れなくてもプログラムは完成してしまう、少し奇怪な言語だと最近思うようになってきました。
同じオブジェクト指向であるJava言語で書いた場合、絶対あんなVB6風のソースコードにはならないはずなのに、なぜVB.Netではなるのか?
VB.NetとJavaのオブジェクト指向における違いは何なのか?
ふとそんな疑問が浮かんできました。
ということで、その疑問について少し考えてみて、その答えはIDEの違いによるものではないかという推測に行きつきました。
VB.Netだったら「Visual Studio」
Javaだったら「Eclipse」
Eclipseは完全なオブジェクト指向言語の開発環境だと思います。
しかしVisual Studioはオブジェクト指向言語向けの開発環境とは言えないのではないかと。
プログラム初心者の場合は特に、動けば良いという考えが絶対にあると思うので、必然的にVB6風のコードになり、オブジェクト指向を取り入れようとはなかなか思わない気がするんです。
もちろん言語仕様からそのような開発環境になっているのかもしれませんし、まったく別の理由からかもしれませんから、IDEがどうのこうの言えませんし、VB.Netに対しても同じです。
この疑問の探求については、こんなことを考えるのはまだ私には早すぎだ、という結論で終えておきます。