プログラマの開発環境

プログラマという職についてから驚いたことのひとつとして、実際の開発現場でもフリーのツールをたくさん使っているということです。
プログラム開発環境やデータベース操作ツール、テキストファイルの比較ツール、ソースコードの行数カウントツール、更にはセキュリティソフトまでフリーで済ましてしまっている現場もありました。

プログラマになる前は、プロの現場ではいったいどんな風に開発しているのだろうと、非常に興味を持っていたのですが、ふたを開けてみるとものすごく普通で、むしろ学校の方が環境が整っているということに気がつき少し興醒めしたのを覚えています。

プログラマは、「ツールにはお金をかけない」という美学を持っている人が多いみたいですね。

特に末端のプログラマになるほどそういった美学は強いようです。

少し前に大手企業で派遣として、とあるソフト開発に携わっていたのですが、そのとき私や会社の先輩はCSEというデータベース操作ツールを使ってデータベースを操作していました。

それを見た大手企業の社員に、「オブジェクトブラウザ使いなよー」と少し鼻で笑われてしまいました。

そう言われたとき、私は「そうだよなー」とその人にバカにされていると知りながらもその意見に共感してしまったんですが、先輩はかなりムッとしたようで険悪な空気が漂ったのを覚えています。

今思えば、そのときの使用用途は、1ライセンス数万円もするようなツールは必要なくフリーのCSEでも十分事足りていて、そんなこと言われる筋合いはないと反発できる内容だったという見解にたどりつきます。

ただ、プロの開発現場でフリーのツールばかり使っている(使わされている)ことにその当時はかなり違和感を感じていたんです。

でも実際、フリーのツールを使い込んでいくと、大抵のことは十分それで事足りてしまうということに気づき始め、、
最近では私にも「ツールにはお金をかけない」という美学が芽生えてきたようです。

ただ、セキュリティソフトにはお金をかけたほうが良いと思いますが。。